ウーパールーパーはアルビノ?ウーパールーパーに関する遺伝子の豆知識

愛らしい見た目でペットとして人気のあるウーパールーパーですが、ペットショップなどで良く白色のウーパールーパーが売られているのを見たことがありませんか?

人間のアルビノも外見的な特徴は白い肌や白髪に近い髪の色にあります。

なので白色のウーパールーパーもアルビノなのかということが気になりましたので調査しました。

ウーパールーパーとは

ウーパールーパーは流通名で、和名での正式名称はメキシコサラマンダーと名前のようです。
ウーパールーパーはメキシコの首都メキシコシティ内にあるソチミルコと呼ばれる地域のソチミルコ湖という湖に生息しており、都市開発の影響による環境の悪化により、現在絶滅危惧種として指定されています。

ウーパールーパーを捕まえたり、捕まえたウーパールーパーを取引することは禁止されていますので、ペットショップで販売されているウーパールーパーはすべて日本国内で繁殖している個体になります。

ウーパールーパーの外見的な特徴としては、幼生の姿カタチのまま成長すること、成長後の全長は10〜25cm程度でペットショップで販売されている姿のまま大きくなっていきます。
ウーパールーパーはトラフサンショウウオ科に属していて、ウーパールーパーのように幼生の姿のまま成長するトラフサンショウウオ科の個体をアホロートルと呼ぶそうです。

成体後のサンショウウオの写真

ちなみに成体後のサンショウウオは上の写真のような姿カタチになるのですが、可愛いウーパールーパーからはなかなか想像しにくいですよね。

ウーパールーパーの個体色

ウーパールーパーと聞いて一番に頭に浮かぶのがうっすらとピンク色が透けて見える白色の個体です。
一般的に販売されているウーパールーパーは表皮が白で目の色が黒い個体で、このような個体をリューシスティックと呼ぶそうです。

アルビノは遺伝子異常によりメラニン色素が欠乏している個体を指し、アルビノの個体はメラニン色素がない影響で目の色が赤くなったり、薄い灰色になったりします。

リューシスティックもなんらかの色彩異常で体の色が白くなってはいますが、目の色が黒いということはメラニン色素は欠乏していませんので、アルビノではないようです。

ウーパールーパーはリューシスティックのほか、黄緑色に黒色の斑点模様をもつマーブルと呼ばれる個体や、黒色や黒色っぽい青色のブラックと呼ばれる個体、黄色のゴールデンと呼ばれる個体、表皮の色が白く赤や白っぽい目をもつアルビノと呼ばれる個体があります。

このうち、アルビノと、ゴールデンの一部でアルビノの個体が存在します。

ウーパールーパーの個体色を決める遺伝子

リューシスティック、マーブル、ブラック、ゴールデン、アルビノという5種類のウーパールーパーの個体色は、4つの遺伝子から決定されています。

4つの遺伝子は、ダーク(D/d)、アルビノ(A/a)、アザンティック(AX/ax)、メラニン(M/m)で、それぞれ優勢(アルファベットの大文字)と劣勢(アルファベットの小文字)の2種類の遺伝子が存在します。

野生のウーパールーパーが元々持っていた色はマーブルという色と言われています。

ウーパールーパーもヒトと同じく両親から遺伝により2つの遺伝子をひとつずつ継承しますので、ダーク、アルビノ、アザンティック、メラニンの2組の4種類の遺伝子にすべて優勢の遺伝子が含まれていた場合は野生のウーパールーパーが元々持っていたマーブルという色になります。

アルビノ(A/a)は劣勢の遺伝子ですので、aが2つ揃った場合アルビノになります。
ですので、マーブルのウーパールーパーであっても、親から継承したアルビノの遺伝子の組み合わせがAaであれば、同じアルビノの組み合わせAaを持つマーブル色の個体と繁殖をした場合に4分の1の確率でアルビノ(aa)のウーパールーパーが生まれることになります。

ちなみに現在主に販売されているリューシスティック(表皮が白く黒目のウーパールーパー)は、アルビノ種の繁殖から作り出されたといわれており、遺伝子的にはダーク遺伝子の劣性遺伝の組み合わせ(dd)となります。

ウーパールーパーのアルビノは寿命が短い?

アルビノという理由でウーパールーパーの寿命が短くなるということはないようです。

ただしアルビノの個体については目のメラニン色素が欠乏しているため、極端に視力が悪いという特性を持ちます。

視力が悪いため共食いなどをしてしまいやすくなるため、多頭飼いには注意が必要になるようです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ウーパールーパーという生物は個体ごとに表皮の色や目の色に様々な特徴があり、メンデルの遺伝法則にもとづく外見的な形質の遺伝の影響の現れ方がよく分かる生物です。

当サイトでは遺伝のメカニズムからカラダやココロに現れる影響まで様々な情報をご紹介していますので、お時間がよろしければ別の記事も是非ご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る