遺伝と病気

はじめに

日本人は「遺伝病」という言葉を聞くと、遺伝の結果100%発症する病気をご想像される方がほとんどですが、実はそうではありません。
遺伝に伴って100%発症する病気としては、単一遺伝子疾患と呼ばれる遺伝病と、染色体異常に伴う遺伝病の2種類となります。(染色体異常はあっても表現型として現れず病気を発症しないケースもままありますが、ここでは病気として現れる染色体異常に限定させていただきます。)

この単一遺伝子疾患と染色体異常は遺伝病のごくわずかな一部であり、遺伝病の大半を占めているのは多因子疾患です。
代表的なところでは、日本人の死因のワースト3を占める三大疾患(がん、心筋梗塞、脳卒中)ですが、遺伝子からタンパク質が合成されヒトを形成していることから、単一遺伝子疾患と染色体異常を除くすべての病気は遺伝と関連しており、多因子疾患に該当します。

多因子疾患と遺伝との関係とはすなわち病気の感受性です。病気の感受性とはその病気の発症のしやすさを指し、Aという病気になりやすい遺伝子型を持っている方は、Aという病気の原因となる生活習慣に気を配らなければ、Aという病気を発症する可能性が普通の方に比べ高くなります。

つまり、多因子疾患の発症については、『遺伝の影響(病気の感受性)×生活習慣(環境要因)=病気の発症』という公式が成り立つわけです。

すべての病気は単一遺伝子疾患と染色体異常、多因子疾患に分類されますので、中毒や外傷など外部的な要因で亡くなってしまうケースを除いたすべてのヒトの死因は遺伝と関係していると言えるわけです。

このページでは、単一遺伝子疾患、染色体異常、多因子疾患という分類のもと、様々な遺伝病についてご紹介させていただきます。

単一遺伝子疾患(準備中)

染色体異常(準備中)

多因子疾患

遺伝子型との関係性が解明されている多因子疾患をご紹介しています。

>>多因子疾患

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る